金メダリストの兵役はどうなるのか?

旧アメブロから残したい過去記事だけを一部リライトして、当ブログに移行しました。

 

Joseph Schooling 選手 シンガポール初の金メダル獲得と共に、国民の白熱した議論を呼んだのが、彼の兵役義務に関すること。

 

シンガポール史上初の金メダリストスイマーは兵役に行かないといけないのか?

 

結論から先に言うと、免除になったのではなく、兵役に行く時期を延期する事が政府から正式に許可されています。

 

先週の土曜日 8月13日に金メダル獲得、週明け月曜日 8月15日には、2020年東京オリンピックまで、政府は Schooling選手の兵役延期を許可するとのニュースが流れました。

 

この件、話し合う必要もなく時間は必要なかったとは言え、何事も迅速な動きのシンガポール政府。国民はかなり高い関心を寄せ、この件に関してかなりヒートアップしましたが、発表によって一気に収束しました。

 

SNSを始めとしたオンラインでは、金メダルとっても行くべきでしょ、いや行かなくてもいいんじゃないのという熱い意見があちこちで飛び交いました。

 

シンガポール人男性にとって兵役とは誰もが通る道であり人生の一コマ。シンガポール人、シンガポールの文化としての側面が強くあります。それゆえ国民であれば関心があって当然の事。

 

シンガポール人男性はどんな人も兵役に行かなければならない。

 

どんなにお金持ちの家の息子であろうが、有名人の息子であろうが、何か功績を残した人であろうが、学歴、経歴、社会的立場など一切関係ないのです。

 

逆にどんなに貧しくて苦しい家庭環境であっても、親が病気でそばにいてあげたくても、どんな人にも平等に与えられる義務であり、真の平等とは何かを考えさせられます。

 

どんな人も”  –  それは、どんな立場の人も平等で、何かが優れている、何かが劣っている、ということで判断されるのではなく、条件なしに全ての人に平等なのです。

 

現時点で、Schooling 選手の兵役は延長許可ですが、今後の彼の活躍ぶりによっては短縮はあり得るかもしれませんが、私は完全な免除はあり得ないと思います。

 

答えが出るのは、彼が引退する時になるのか、いつなのかは分かりません。その時期が来た時に政府は多くの人が納得できる答えを出すと思います。

 

Straits Times ニュース記事

 

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イラスト提供 Instagram @singapolah

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