7月1日 Ong 保健相はストレイツタイムスとのインタビューで直近から年内ぐらいのコロナ対策見通しについて話しました。
直近での緩和は7月12日からを考えていると発言。先日のアップデートでは人数規制の 2人→5人 への緩和を 7月中旬予定としていましたが、具体的な日にちをあげました。この緩和に関しては、ワクチン接種率よりもクラスターがコントロール下にあるかどうか。(経路不明の感染ケースがないかどうかといった要素が重視されているとのこと)
具体的には挙げませんでしたが、人数規制 (2人→5人) 以外にも緩和できる要素を検討中との事。
■ ワクチン接種進捗状況
* 現在
1回接種済み 約58%
2回接種完了 約37%
* 6月21日時点
1回接種済み 約52%
2回接種完了 約36%
* 5月31日時点
1回接種済み 約40%
2回接種完了 約31%
7月下旬まで : 人口の半分が2回接種
8月9日ナショナルデーまで:人口の3分の2が2回接種
を目標とする。
年内 (年末 by the end of the year までに) 観光目的の海外渡航を再開したい。それが可能になるための大きな要素は 2つ。
1) ワクチン接種率 70~75%、願わくば 80% (集団免疫を得るのは少なくとも8割が理想とされている) 達成することにより再開が可能になる。
2) 渡航再開は感染リスクの低い国から。対象国のワクチン接種率が高いこと、そして感染状況が落ち着いていること。現時点で香港、EU諸国、アメリカが挙げられ、日本は入っていません。
海外渡航再開については、これまでに何度も聞いてきた話であり、多少現実的、具体的になってきた感はありますが、日本への渡航再開の可能性は、年内は難しいかもしれないですね。日本の直近の課題はオリンピックの無事開催、それがどうなるかによっても大きく左右されそう。
そして全てがうまくいけば…なので、すでにデルタプラス変異種が起きているといったニュースもありますし、今後ウィルスがどう変異するのかは未知数であり、Ong 保健相も『ウィルスは常に新しいアイデアを持っている』ので希望であり何とも言えないとの発言も。
あまり期待せずに期待してといったところでしょうか。
■ 保健省 Ong 大臣とストレイツタイムスによるインタビュー記事
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