“やり切れるかどうかの問題ではないです、とにかくやるだけです” ~ 現場で対応に当たるドクターの言葉

2020年4月20日
感染者 1426人
1日の感染者数も過去最高を記録。

25名:市中感染
32名:ドミトリー以外の外国人労働者間感染
1369名:ドミトリー居住の労働者による感染
累計感染者 8014人

 

大丈夫とは言えないし、大丈夫ではない危機的状況になっています。

 

心配になって、不安になる方が普通のことなので、心配しないでください、大丈夫ですなんて言うつもりは全くありません。感じ方は人それぞれ違います。不安になったらいけないなんてことはないし、不安にならない人が強いという意味でもないです。

 

それでも私は大丈夫だと思っています。

 

大丈夫と言うよりも、もう少し正確に言えば、現場で対応に当たっている職業的使命を超越した勇敢な方々に敬意を表します。私は家にいるだけですが、気持ちは彼ら、彼女たちと一緒です。

 

動画は爆発的に感染拡大したワーカーさんへの感染検査に対応する医師の様子を追った内容。美容整形専門だったり、耳鼻科の先生、整形外科の先生、総動員です。  * CNAニュースサイトより

人類にとって初めてのこと。お医者さんだって初めてのことであり、医療の知識、技術、経験はあってもコロナウィルスに関してはどんな知識や経験を持っていても、皆初めての中で、できる最善のことを尽くしている。どんなに強い人でも不安が全くない人なんていないと思います。

 

It’s not a matter of whether we can cope, Its a matter of us just having to do it even if we can’t cope.

 

対処できるかどうかではなく、対処できなくても、やるだけです。
もう少し意訳的に
やり切れるかどうかの問題ではないです、とにかくやるだけです。

 

私は今までにもこのような方々をたくさん間近で見てきました。ニュースの中で起きていることではないことを知っています。彼ら、彼女たちは職業を越えた一人の人間として、命を救いたい、困っている人を助けたい、どうにかしたい、なんとかしたい、社会で共に生きる人としての使命を果たしている人たち。

 

また一方で、こんな状況の中、マスクをしないで罰金を課せられる人がいたり、ルールを守れない人がいることも事実。そんな人たちを批判するのは簡単。

 

世界をどんな風に見るか、どんなフィルターを使うのか、どんなレンズを使うのか、それは自分次第。

 

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