もしもコロナウィルス感染の疑いがあった場合

はじめに

この内容を書くことについて躊躇しました。私はシンガポール政府関係者でもないし、医療関係者でもありません。何かの専門家でもありません。医療、命に関わることですので慎重になるべきであり、安易に情報として文字にするべきではないことも考えました。本人は良かれと思った行為でも、読み手の方全てが同じように受け取るとは限りません。

しかし自分が感染したらどうしよう? という声をサーキットブレイカー以前より耳にし、不安になるのは分からないことも原因の1つと考え、どうしよう? と漠然と不安になるよりも、どうすればよいか、どうなるのか、少しでも分かっていれば多少の不安は減らせると思い、現時点で分かっていることを、私が一個人として書いているものです。

主にオフィシャルな情報を参照しましたが、個人が発信している情報であり、オフィシャルではないこと、ここにあることが全てではなくケースによって例外もあること、あくまでも参考として下さい。また検査~入院~退院の手順は状況によって変わりますので、2020年4月13日時点で分かっていることです。

 

【もしもコロナ感染を疑う場合】

発熱、咳、喉の痛みの他、体が痛い、だるいなどの症状で感染を疑う場合の診察と検査について、以前は全て国立感染センター (16歳以下のお子さんはKKホスピタル) にて感染検査を行っていましたが、現在シンガポール内全てのポリクリニック20ヵ所と140ヵ所のGPで検査ができるようになりました。
* CNAニュース

 

■ 感染検査が必要な場合、こちらのサイト https://www.flugowhere.gov.sg/  で最寄りのGPを確認、 電話をして検査をやっているか確認し、症状を伝えて検査をしたい事を伝えればアドバイスしてくれます。

 

■ マスク着用、できれば徒歩で行ける範囲のGPへ。徒歩が無理な場合、移動は自家用車または会社で用意してくれる車があれば会社の車で。タクシー(もちろんグラブも)含め公共交通機関は使わず、自家用車での移動が無理であればGPでアドバイスをもらって、プライベート救急車を使うなど。感染しているという前提で行動します。

 

■ 呼吸が苦しいなど、症状がひどい緊急の場合はGPではなく、お近くの政府系医療機関の救急 – A&E (Accident and Emergency) へ直接行くケースも考えられます。ご自分で移動できない時は救急車 995 を呼んでください。

政府系医療機関は
– National University Hospital
– Tan Tock Seng Hospital
– Alexsandra Hospital
– Singapore General Hospital
– Changi General Hospital
– Sengkang General Hospial
– Ng Teng Fong General Hospital
– Khoo Teck Puat Hospital
– KK Women’s and Children Hospital
 
政府系の病院へ行ったことがない場合は、お近くの病院がどこにあるのか、住所、行き方を調べておくとよいと思います。

 

■ オンライン簡易診断サイト https://sgcovidcheck.gov.sg/ 簡易ですが必要なことがシンプルにまとめられており、分かりやすいのでこちらもご活用ください。

 

■ 診察と検査後、家に帰ります。帰りの移動も最初と同じく公共交通機関は使わずに。

 

■ 帰宅後、同居家族または同居人がいる場合、結果が分かるまでは、可能であればマスタールームを使って隔離に努めます。手洗いはもちろん、物を共用しない、食事はマスタールームドアの前において中にいる人がとるなど。

 

■ 陽性の場合24時間以内、陰性の場合48時間以内に結果が分かり、電話で連絡があります。

 

■ 陽性の場合は救急車が手配されますので指示に従ってください。簡単な入院用の荷物をパッキングします。

 

※ 日系クリニックでは検査ができませんので、お近くのGPの指示に従ってください。

 

■ 入院中は隔離入院となり、会えるのは病院スタッフのみで退院まで家族の面会もできません。スマフォ、パソコンで連絡をとることは可能です。

 

■ 多くの感染ケースで症状が軽いことが報告されており、現在シンガポールの感染者数が増えたこともあって、症状が回復した患者さん(でも感染中)については、医療施設は深刻な症状の患者さんへの対応とスペースを確保すること、医療施設の負担を減らすことを目的に、回復期治療として別の施設へ移動します。

1つ目の施設はパシリスにある政府系保養所。感染者増で1ヶ所では対応できなくなり、先週超速、ほぼ一晩でつくられた2つ目の仮施設はチャンギのエキスポにつくられました。また一部私立病院でも対応しています。

* Straits Times記事

写真は同 Straits Times 記事よりエキスポの仮設療養施設

 

最後に繰り返しとなりますが、あくまでも参考情報です。感染者による個人の入院体験談、多くはないですが英語の情報ならば多少あります。いろいろと読んでみて参考にはなりましたが、個人の体験談は本人でない限り、シェアすることで(このような状況下では特に)余計な混乱をまねくこともあるのであえて含みませんでした。主にMOHのFAQ を参考にしました。また一部お医者様からのアドバイスもいただきました。

 

 

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