泣きました。
今回のコロナウィルス対策で
政府見解、対応について
いつも記者会見で話しをされている
Mr Lawrence Wong
Minister for National Development
国家開発省大臣
彼の口調は明白で
揺るぎない強い決断力を感じ
今、誰もが体験したことのない
クライシス下で不安を感じる中
彼の言葉は説得力と安心感を感じます。
私はその強さの向こうに
あるであろう温厚な人柄や
優しさをいつも感じていました。
そして
思いがけないことに
その一面を垣間見ることになります。
昨日のシンガポール国会で
Lawrence Wong さんの発言中
シンガポール国民が
本当によく頑張って
くれていることに触れ
最前線で働く医療従事者から
お掃除をする人
デリバリをする人
ボランティアをする人
様々な方々に対する
感謝の気持ちを伝えます。
“Words are not sufficient to express our appreciation for so many Singaporeans going all out to fight the virus, but I just want to say a big thank you to everyone who is doing their part,”
このウィルスと戦っていることに
感謝を表す言葉は充分ではありませんが
心より感謝を伝えたいと思います。
この一言を言うのに
感極まって涙されます。
その言葉の通りで
言葉はほんの一面に過ぎない。
言葉にはならない
人それぞれの想い、信念、
見えない部分で起きている
事実こそが言葉にもならない
真実なのだと改めて思い知りました。
シンガポールのリーダーは
政治家に限らず
政府系組織の特に上級職の方は
どなたも同じような気概と信念を持ち
どこへ行っても
違う省庁へ行っても
みなさん同様の話をされ
同じ方向を向いています。
また、組織で役職として
上に立つ人だけが
リーダーではないのが
シンガポールの特徴で
これが、国と国民が一丸となれる
団結力や強固な結束力になっています。
実はそれについて
何度も書いてみようと
トライしたことがありますが
何度書いてみても
しっくりしなくて
いつも下書きになっていたり
下書きも時間が経って消してみたり。
それこそ言葉にしがたく
簡単に言葉で表現するのが難しく
そういった信念とは心の奥で
深く感じるものなのかもしれません。