感染状況が落ち着いたままであれば、6月21日から予定だった外食規制の緩和。
結果的に外食は 2人まで OK に緩和されました。
今週に入って、ブキメラホーカーでのクラスター発生。屋内施設ではなく、ホーカーという半屋外環境下での感染拡大により外食規制緩和に黄色信号が灯りました。政府からは 21日からの規制緩和について見直しが必要との発表あり。このような発言は多くの場合、国民へのヒント、暗示、心の準備といった意味が強く、特にシンガポール人の間では、外食規制は緩和されないとの見方が強くなっていた今週。
私も途中経過のアップデートを入れようと思いつつ、結局発表が出るまで待ってしまった感じでしたが。
6月21日より外食は2人まで OK になりました。
– 2人までは家族以外の他者と外食 OK
– 3人以上は席を離れても他世帯の人との外食は禁止
– 同一世帯の家族であれば 3人以上の外食は、2人ずつ離れたテーブルで OK
そもそも今回 4週間の警戒期間となった感染力の強い* デルタ株 が発端であり、5月まではあれだけ感染がコントロールできていたにも関わらず、一瞬にして状況が変わる苦い状況を経たばかり。緩和に関しては慎重になるのが当然であり、2人OK になっただけでもラッキーだと思った方が良いぐらいでしょう。
* デルタ株
WHOにより人種差別などの観点から、変異種についてこれまでのインド株、イギリス株といった表現をしないように推奨されています。シンガポールではインド株という表現は政府を始め、メディアなどは既に使っていません。
従来の 5人までに緩和は 7月中旬頃予定とのこと。
原則自宅勤務も引き続き変わりありません。
直近でどうなるかはもちろん気になるところではありますが、どんな状況になろうとも私たちができるのはそれを受け止めるのみ。常夏らしいシンガポールの空を見ると、私たちが生きている社会でコロナウィルスが蔓延しているとは思えない平和な空が広がっていて、目の前の規制の 1つ1つなど、ほんの小さな事に過ぎず、そんなことに一喜一憂するほうが滑稽だなと感じたり。コロナは核心をついたメッセージを地球と人類に送り続けているのだと思います。いつまでもそのメッセージに気づいていないのは人間なのかもしれない。物事をマクロとミクロにバランスよく見る心を持っていたいですね。
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