5月8日~30日の規制強化 ~ 直近でどう転んでもおかしくない厳しい状況

5月8日~30日までの規制強化期間が始まっていますが、規制強化 4日目の昨日、コロナ対策の最新状況に関してアップデートがありました。

 

シンガポールのコロナ対策は試行錯誤を繰り返しながらも基本的に当初から一貫。国民の安全と命が最優先。としつつも、できる限り経済は回したい、資源のない小国であり長期間に渡って人の往来を制限することはシンガポールにとって致命的。

 

直近でどう転んでもおかしくない状況である

 

Larence 大臣からの話では

” We are now on the knife’s edge. And our community cases can go either way over the next few weeks.”

現状、ナイフを突き付けられているようなものであり (いつ突き刺されて大ケガをしてもおかしくない意味) とても厳しい状況にある。どっちに転ぶ可能性もあり、目先の数週間でどうなってもおかしくない。との発言。

 

4月29日に国内感染ケース報告が 9ヶ月ぶりの 2桁 16件となって以来、その数字を超えることはなく毎日 10件前後~1桁台で推移していますが、どんな状況で、どれだけ引き締めるか、どれだけ緩和するかは難しいところです。

 

イスラム教の断食明けの大祭ハリラヤが明日 5月13日。その 2週間後 5月26日はベサックデー。宗教行事によっても大きく左右されることが予測されます。

 

いろいろな意味を含んだ発言は今回以前から繰り返しあり、ある意味、国民の皆さん心の準備をしてくださいねと伝えているようでもあり、昨年のサーキットブレイカーと同じとはいかずとも、サーキットブレイカーの縮小版、もう少し緩い版のようなものが案としてあるのでは、と思わずにはいられません。

 

ワクチン接種について

 

5月9日時点で
約180万人 – 1回目の接種完了
そのうちの約120万人 – 2回目の接種完了
( 人口 570万で計算すると2回完了の接種率が約20% )

 

現在 45歳以上の接種が進められていますが、それ以下の年齢層の方への接種も今月 5月後半から開始予定。

 

アメリカで 12歳以上に接種が承認されたファイザー製ワクチンですが、シンガポールでも 16歳以下への接種について安全性が科学的に認められれば接種を開始すると前々から言われています。

 

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