5月シンガポール開催で予定されていた WEF 世界経済フォーラム (ダボス会議) は、8月17~20日に延期と発表されました。
シンガポールで WEF 開催が実現すると 1971年発足以来アジアでの開催は初めて。現状ヨーロッパでのコロナ感染が収まらない、シンガポールの感染が抑えられている、感染に関する管理ができている、といった理由からシンガポールで開催することが決まりました。
ニュースによると、今回の延期はシンガポール都合ではなく WEFリクエストによるもの、世界的なコロナ事情によるもの。隔離に必要な日数、出発前検査など、各国で運用方法が異なるために、世界中からの参加者への諸々の手配、調整が困難になっているという背景。
主催本体から延期を打診されたら断る選択はないでしょうし、あーだこーだ言っても仕方ない。新しい日程を決めたら(決まったら) そこに向かって何ができるかを考え、最善の状態で臨むのがシンガポール流。
シンガポール政府はこの国際会議開催を常に見据えてとなると、より慎重にならざるを得ない面があり、コロナ対策にどれぐらい手堅い策をとってくるかになるかは気になるところです。
5月から8月 と3ヶ月のズレは結果的に大差ないようにも思いますし、シンガポールではより準備に時間をかけられる、国民へのワクチン接種が始まったばかりなので接種効果のデータを見られるなど、延期による利点も大いにありそう。
この国際会議の開催に当たって、コロナ禍の日常にどれぐらいの影響があるのか。8月に WEF が無事開催されれば、新たな転換期になるような気がします。
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イラスト提供 Instagram @singapolah