12月21日夜 シンガポール航空貨物機でシンガポールに初めて出荷されたワクチンが無事到着しました。
写真はシンガポール航空より
先週のフェーズ3 首相会見で、ワクチン到着第一陣は年内にとのことでしたが、会見時にはフライト予定が見えていたということでしょう。予定は未定ながら、ほぼ確定になったのを見越して「予定」として出してくるのはさすが。一部の国でワクチン接種が始まっていますが、アジア圏に出荷されたのはシンガポールが初。接種に関する具体的な計画が立てられているところで、詳細は対策チームより発表されるとのこと。外国人の接種は後になりますから接種状況を見ることができるのは利点。
接種に関しては個人の選択に任せるものの、首相からは「接種を強くすすめる」と繰り返し言われています。先日のフェーズ3 会見時に、質疑応答でワクチン接種は何割を目指すかとの質問が記者さんから出ました。対策チームの回答は接種率に関して明確に設定していないとの回答がありましたが、その後のニュースで保健省の教授が、集団免疫を達成するにはシンガポールの人口の少なくとも 8割がワクチン接種を受ける必要があると発言しています。
妊娠中の方、過去にアレルギー反応がある方などワクチン接種をすべきでない人や、現在病気をお持ちの方、投薬中の方などにはより詳しいガイドラインが提供されます。
副作用などの安全性が気になるところですが、シンガポール人の接種に対する反応は全体的に前向きのようです。
Straits Timesが委託調査した 16歳以上1000人からのオンラインによる回答結果は
– 48% 接種する
– 34% 6~12ヶ月待って(様子を見て)接種する
– 9% 接種を検討する
– 9% 接種しない
「48% 接種する」と 「34% 6~12ヶ月待って接種する」だけで 81% の人が接種を前向きに考えている調査結果に。
世界的学術誌 Nature Research による国ごとのワクチン接種に対する調査結果
グラフの % は接種に対して前向きな回答の割合
シンガポールは 67.9% が接種に対して前向きとの調査結果
■ 2つの調査結果は Straits Times ニュース記事からの引用
調査結果には接種に関して前向きな理由、そうではない理由の記載もあって面白い内容です。ご興味ある方は元記事をご覧ください。
シンガポールは国民性から考えても、物事を厳しく慎重に考えつつも、変化や未知に対する柔軟性、適応力が高いので、これぐらいの調査結果は妥当なのかと思います。今後飛行機など移動に関して接種証明が必要になってくると思います。ある程度の安全性が確認できれば接種して移動したいという方も多くなってくるでしょう。
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イラスト提供 Instagram @singapolah